近い将来に起こる介護のグローバル化。世界のシニアマーケットの成長性は事業拡大の機会と捉え、新たなフィールドを開拓するべく、これまで培ってきた実績とネットワークを活用し 2012 年から主にアジア圏での海外展開に向けて取り組んできました。介護にまつわる課題は世界共通であり、それぞれの国・地域に私たちのノウハウを提供し、各国の事情にカスタマイズし、高齢社会の課題解決や雇用創出に貢献してまいります。
長期的な成長が見込まれるマーケットへ挑戦
日本は世界のどこよりも早く超高齢社会に達しました。公的介護保険が施行され、家族依存型の介護から社会・地域で支える介護へ変わり、その一方で、老老介護、認知症高齢者や一人暮らし高齢者の増加、介護人材不足など社会課題が山積しています。こうした課題は日本だけではなく、世界で起こりつつあるため、これまでの経験を活かし、欠かすことのできない AI、IoT 等の先端テクノロジーを活用した IT 介護を世界へ発信してまいります。
【フェーズ1】アジアに展開
展開予定国:中国、韓国、フィリピン、ベトナム
フィリピンの高齢者ケアサービスに関する課題解決に貢献するビジネス化に向けて、独立行政法人国際協力機構(JICA)の民間連携事業「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」の支援を受け、現地の情報収集を経てビジネスモデルの仮説を立ててきました。今後は具体的なビジネス展開に向けて最後のフェーズである実証活動を行います。
2015 年度 中小企業海外展開支援事業 「フィリピン国日本式介護システム導入事業 基礎調査」 (2016年 5月~2017年 2月)
2017 年度 中小企業海外展開支援事業 「フィリピン国日本式介護システム導入事業案件化調査」 (2017年 10月~2018年 12月)
2019 年度 中小企業・SDGs ビジネス支援事業 「フィリピン国日本式介護システム導入事業普及・実証・ビジネス化事業」 (2024年 6月~2026年 6月)